クレジットカードで積立NISAを始めるメリットやデメリットについて
積立NISAは最長で20年間非課税となり、少額から投資できるため投資初心者でも挑戦しやすい制度です。 参照元:つみたてNISA – 金融庁 クレジットカードで積立NISAを始めると毎月自動的に投資信託が買い付けされるため、手間がかからずに継続した投資をおこなえます。 今回の記事では積立NISAをクレジットカードで決済する場合のメリットとデメリット、証券会社とクレジットカードの組み合わせについて解説します。 この記事からわかること クレジットカードで積立NISAに自動的に投資するしくみを作れる クレジットカード決済は選択できる証券会社とカードが限定される SBI証券と三井住友カード(NL)の組み合わせは積立NISAの種類が豊富 2024年から始まるNISAの新制度は年間投資額が増えて非課税保有期間が無期限になる クレジットカード決済のメリットは管理のしやすさとポイント還元 積立NISAをクレジットカードで決済するメリットは、主に以下の2つです。 自動的に投資するしくみが作れる 毎月の積立額に対してクレジットカードのポイントが還元される クレジットカードで積立NISAを始めるためには、決済できる証券会社の口座開設と利用できるカードの発行が必要です。 たとえばマネックスカードで決済する場合は、先にマネックス証券の口座開設が必要です。 NISA口座の開設とクレジットカードの発行後、買い付けしたい積立NISAに申し込みます。 積立NISAの決済方法にクレジットカードを設定し、カード情報を登録すると毎月自動的に買い付けされます。 自動的に投資する仕組みが作れる クレジットカード決済であれば、毎月決まった日に投資信託を買い付けができるため、自動的に投資するしくみが作れます。 積立NISAは一度設定すると頻繁な売買をおこなう必要がなく、継続的な投資をおこなえます。 投資信託の買い付けや口座へ入金する作業が省けるため、クレジットカードを使った積立NISAは管理が簡単です。 買付日を自由に指定できる決済方法は自分の好きな日を選べる反面、毎回買い付けの操作が必要となります。 通常の口座引き落としは事前に買い付け金額以上の現金をNISA口座へ入金する必要があり、資金移動を忘れると買い付けができません。 クレジットカードによる積立は利用額が後日口座から引き落とされるため、自分で資金を移動する手間が省けます。 積立投資は口座の残高確認や入金も毎回必要となるため、期間が長くなるほど管理の手間がかからないクレジットカード決済が便利です。 クレジットカードで積立NISAを始めるとポイントが還元される クレジットカードで積立NISAを始めると、口座引き落としにはないポイントの還元を受けられます。 ポイント還元率は証券会社やクレジットカードによって異なりますが、毎月の積立額に対して0.5〜5.0%です。 仮にポイント還元率1.0%のクレジットカードで毎月20,000円ずつ積み立てた場合、1年間で2,400ポイント貯まります。 ポイントを1ポイント=1円として換算すると、1年で還元される金額は2,400円です。 同じ還元率1.0%のカードで毎月20,000円ずつ20年間積み立てた場合は、48,000ポイント貯まります。 積立NISAは長期投資に適した商品が対象となり最長20年間非課税となるため、長期的な投資が基本です。 投資期間が長くなるほど、貯まるポイントも増えます。 クレジットカードを使った決済にはメリットだけでなく、デメリットもあります。 クレジットカード決済のデメリットは取引が制限される 積立NISAは比較的自由度の高い取引が可能ですが、クレジットカード決済では証券会社や買付日などが制限されるデメリットがあります。 クレジットカードで積立NISAを始めるデメリットは、主に以下の3つです。 選択できる証券会社とクレジットカードが限られる...